HISTORY

1988

はじまりは、イギリスのマンチェスター。
骨董建材であるハンドメイドブリックと出会う。

TheVintageHouse(ヴィンテージハウス)名古屋にて開業

イギリスで解体された建物から、レンガ・スレート瓦・柱・ステンドガラス・
ドアノブ・家具・照明と、あらゆる物を取り外して収集。
名古屋の石川橋で、英国骨董家具・建材の店 「The VintageHouse」 を
開く。

イングリッシュガーデンの家具・建材

風景と一体に見えるイングリッシュガーデンや、紅茶とともにあるスローライフ、Savile Rowから始まる紳士のファッション……全てが新鮮だった。
そんな、イギリスの素晴らしい建物やライフスタイルに惚れ込み、当時の日本ではまだ馴染みのなかった英国スタイルを日本で再現できないかと模索が
始まった。

英国スタイルの美容サロン(三重県四日市)
美容サロン (三重県四日市)
1993

モノとして店で売るだけでなく、そのモノの背景を理解しながら建築に取り入れていくことを提案。
レストランやイングリッシュガーデンなどに建材を提供し、真の英国スタイルを表現していった。
そして数多くのイングランドハウスを手がけた後、商業施設のインテリアへと
世界を広げていくことになる。

商業施設向け骨董家具を置いたTheVintageHouse(ヴィンテージハウス)外観

活躍の舞台が広がると、家具・照明・クロス・暖炉・床材など、
アーツアンドクラフツの世界にも引き込まれていった。

照明・骨董家具・ガーデン用アンティーク雑貨を置いた店内風景
1998

さらにイギリスから飛び出し、世界の文化に深く触れるようになる。
インドネシアやモロッコにも拠点を置き、グローバルなモノづくりを始めた。

中目黒のモロッコレストラン「リゴレットショートヒルズ」
RIGOLETTO SHORT HILLS(中目黒)
2001

外食ブームから世界中の食文化を楽しみたいというニーズが溢れる中、
ベトナム・タイ・韓国・中国・アメリカ・イタリア・フランスなど、
世界各国の食文化を体感できる空間づくりに携わることになる。

大阪堂島のチャペル
大阪堂島チャペル
2005

海外を体感できる空間づくりを追求し、
家具・照明・アートワークの中国での製作を開始する。

四川省成都のザ セントレジデンスホテル現場にて
ザ セントレジデンスホテル現場にて(四川省成都)
2010

製作の幅が広がり、世界的なホテルチェーンのFFEを手がけるようになる。
ヒルトン、マリオット、セントレジスなどのプロジェクトを通して、デザインと品質をブラッシュアップしていった。

ヴィンテージハウスによるFFE例:中国上海の「Hilton Shanghai Atrium Cafe」
Hilton Shanghai Atrium Cafe(中国)

中国での製作と並行して、日本での備品製作にも力を入れるようになる。
商業施設開発が活発になると、イタリア料理・ベトナム料理・日本の
モダンキュイジーヌなど様々な業態が一つの施設に集まり、
さらにニーズが高まっていった。
それに応えるようにして、より洗練されたインテリアを提案し続けている。

ヴィンテージハウスオーダー家具を東京都渋谷のTHE RIGOLETTOに設置
THE RIGOLETTO(渋谷)

レストランオーナーやデザイナーが思い描いた空間を形にするのが
我々の仕事。
我々にしかない、世界中で得た見識と技術をもって、想像を超える空間づくりを
日々模索している。

“食事の間だけでも、
海外にいるような感覚になれる場所”

その絶妙な空気感を醸し出すための、形・色彩・質感や細部にまで、こだわる
ことにこだわっている。

  • 商店建築2011年5月号の表紙に掲載「Hacienda del cielo 代官山」
    (Hacienda del cielo 代官山)
  • 商店建築2016年4月号の表紙に掲載「LAS DOS CARAS 原宿」
    (LAS DOS CARAS 原宿)
  • 商店建築2017年8月号の表紙に掲載「THE RIGOLETTO 渋谷」
    (THE RIGOLETTO 渋谷)

そうしたこだわりが評価され、全国のレストランへの納品実績ができていった。
手がけたプロジェクトは専門誌に度々紹介され、
業界誌「商店建築」の表紙も飾っている。